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就職者

一度は挫折した先端IT領域に再挑戦。スキルだけでなく、自己理解も深まった。

Y.Fさん(30代)

  • Neuro Dive 秋葉原利用期間:4か月
  • 前職:社内SE
  • 就職先
    株式会社SHIFT 人事総務統括部 業務改善サポート

Neuro Diveでの学習

  • Pythonによるスクレイピング、Rによるデータ分析などを学び、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)を取得
  • 仕事術やルーティン、アサーション、セルフコンパッションなどのビジネススキルを学び、はたらく自信を高めた
  • 障害理解・自己理解のワークを約2カ月かけて実施し、自身の障害理解について提出用の書類にまとめた

グレーゾーンのまま就職したが、仕事が続けられなくなってしまった

二次障害が発症したタイミングは、大学4年から大学院にかけての時期です。
当時の指導教員から「空気を読めない」と何度も言われたことや、大学から大学院へ進学したものの、なかなか結果が出せない焦りからメンタルを病んでしまい、修士1年のときにうつ病と診断されました。同時期に発達障害の検査を受けたのですが、その時は診断に至りませんでした。就職するも、その後は抑うつ症状と納期に追われ、何も手につかない時期や、仕事で問題が起こった時に一人で抱えて抑うつ症状が重くなってしまい、仕事が続けられなくなったこともありました。このままはたらき続けるのは辛いと感じ、安定就労と経済的に自立したいという想いから2020年に再度検査を受け、発達障害の診断がおりました。
障害者手帳を取得し転職した前職では、障害者雇用で設備工事会社の社内SEとして業務効率化に携わっていました。障害への配慮を受けられたので、はたらきやすい環境だったのですが、契約満了により残念ながら会社を離れることになりました。

「もう一度先端ITを学びなおしたい」気持ちと、Neuro Diveとの出会い

前職を辞めて転職活動を開始する際にdodaチャレンジに登録しました。その時のキャリアアドバイザーに、IT分野ではたらきたい気持ちをお伝えしたところ、パーソルダイバースが運営するNeuro Diveを紹介していただきました。
私は大学院で情報システム工学を専攻し、機械学習のゼミに参加していたのですが、卒業できなかった苦い経験があります。抑うつ症状からゼミに参加できない日もあり、2年の修士課程の間に2年休学、1年留年といった5年間在学の後に修士課程中退となりました。その時から「いつかまた機械学習について学びなおしたい」という気持ちは強くあったので、先端IT領域の学習ができるNeuro Diveにとても興味を持ちました。これまでの専門スキルをさらに向上できるカリキュラムだと思いましたし、ビジネススキル講座でも、人材業界大手であるパーソルグループのノウハウや実績に魅力を感じたので、他の就労移行支援とは比較検討せず、説明会参加後すぐに利用を決めました。

伴走者がいてくれたから進められた障害理解と就職活動

大学では「アカデミックな学習」でしたが、Neuro Diveでは現役のITアドバイザーからアドバイスをいただき、ビジネス視点を養いながら成果物をつくるという点で「実践的学習」だったことが大きな違いです。ITスキル講座では、Pythonによるスクレイピング、Rによるデータ分析などを学び、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)を取得しました。直近の1カ月は、内定先の業務内容に合わせてスキルを補填しています。
ビジネススキル講座では、仕事術やルーティン、アサーション、セルフコンパッションなど、仕事を長く続けられるためのビジネススキルを中心に学びました。例えばアサ―ションでは自分が困っていることを伝える、セルフコンパッションでは自分をいたわる、といったスキルを学び何かトラブルが発生してもリカバーできる自信がつきました。他にも仕事術・ルーティンに関してはタイマーの活用と瞑想を日々の作業や生活に取り入れ、メンタルの土台ができつつあることを実感しています。
中でも最も役に立ったのは、障害理解・自己理解の講座とワークです。前職を退職してからNeuro Diveを利用するまでの間に2社ほど就職活動を進めていたのですが、自己流で書類を作成していた為、上手くいかなかった時期がありました。
講座学習を通じて、一人ではできなかった障害理解・自己理解のワークを約2カ月かけて実施し、自身の障害理解について提出用の書類にまとめることができました。これも支援員の方が伴走してくださったおかげだと思います。

安定就労を優先し、キャリアを積んでいきたい

今回内定をいただいた株式会社SHIFTでは人事総務統括部で業務改善サポートに携わります。配属先のビジネスサポートグループでは社内の全部署から業務依頼を受け、チーム体制でサポートします。まだ新設されたばかりの新しい部署ですが、Neuro Diveで学習した業務効率化ツール等を活用し、VBAだけではなく、他のツールや技術提案といった新たに挑戦したい領域があるのでとても楽しみです。
内定までの選考は面談・面接を合わせると計6回程ありました。「Neuro Diveで3カ月程度訓練を行うこと」「障害理解・自己理解を深めること」を採用条件として、初回の面談から内定が出るまでの約4カ月間、人事担当者の方には長期にわたり丁寧にコミュニケーションをとってくださいました。
企業実習にも参加しました。実習3日間で、簡単なデータ入力作業と、社内見学、社員の方々とのコミュニケーションなどを中心に行いました。専門技術の実習課題に取り組むというよりは、会社の雰囲気にマッチしているか、お互いに確認する時間であったように思います。企業実習へ参加して感じたことは、内定先企業の管理体制がしっかりしていることです。実習担当の方はとてもフレンドリーで丁寧な方で、一緒にはたらく方々の様子や社内の雰囲気もわかり「とてもはたらきやすそうな会社だな」と思い、面接でも改めて株式会社SHIFTではたらきたい気持ちをお伝えしました。
今後の目標ですが、Neuro Diveで身に付けたITスキル、ビジネススキルを活かし、安定して長くはたらくことを最優先にしたいと思います。その上で経験とキャリアを積みながら安心して案件を任せていただけるソフトウェアエンジニアになりたいです。また、配属先のチームでも成果をあげていけるように、将来的にはマネジメント領域にも挑戦していきたいです。

挫折を経験した方や、はたらく自信をつけたい方にNeuro Diveを是非知って欲しい

約4カ月間といった短い期間ではありましたが、ここで作成した障害特性・配慮内容の書類は、今後にも役立つ宝物となるでしょう。大切なのは自己理解だと気づき、今後の職業人生で役立つスキルを多く学べて本当によかったと思っています。
Neuro Diveを検討されている方にお伝えしたいのは、ここでは先端ITスキルを学べるだけではないということです。はたらくことに不安があっても、日々の学習を通じて自己理解を深め、徐々に準備していける仕組みが整っていますし、つまずいても支援員のサポートと共に安心して就職活動を進めることが出来ます。
私は在学時に情報システム工学を学習してきましたが、はたらいてから苦労したのは実務よりも安定してはたらくことでした。在学時や社会に出てから病気や障害特性によって挫折を経験してしまった方、これからはたらく自信をつけたい方に、是非Neuro Diveをお勧めしたいです。