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就職者

10年間のブランクをNeuro Diveで取り戻し、これまで支えてくれた人に恩返しを。

M.Tさん

  • Neuro Dive 秋葉原利用期間:2年
  • 前職:社内システムの構築、運用、保守
  • 就職先
    大手クレジットカード会社 データ可視化・分析業務

Neuro Diveでの学習

  • 機械学習や自動化、IoTといった先端技術に加え、デジタルマーケティングやデータのビジュアライゼーションも学習して10年間のブランクを解消
  • 自己分析の講義を通じて過去の就労経験を振り返り、「(IT技術で)誰かのためになりたい」という目標が明確になった
  • 企業実習ではデータの分析や可視化を行い、業務内容や企業との相性を確認できた

長期間の療養を経て、社会復帰へ

最初に発作が起きたのは、高校の授業中でした。それは何の予兆もなく突然の出来事で、検査の結果、てんかんであることがわかりました。発症してから専門学校を卒業するまでの間は、けいれんし意識を失う発作が、授業中や外出先、駅のホームでも、何度も起きたので「いつ発作が起きるのか」という不安と闘いながら毎日を過ごしていました。
そのため自分の障害と向き合わざるを得ない状況になり、医師への相談や自分の障害に関する知識の吸収を積極的に行うようになりました。幸いにも投薬の調整で体調が安定してきたことから、専門学校卒業後は就職することができ、2社での就労経験を通じてサーバーの構築や運用管理に関する知識を得ました。就職後は比較的安定した日々が送れていましたが、服薬で安定した勤務時間中に発作が起きてしまい、休職しましたがそのまま復職できず、契約満了により退職となりました。その後10年近く自宅療養を経て、手術を受けたことで症状が安定したため、社会復帰を考えられるようになりました。

就労経験を活かし、ITの分野へ再就職を目指してNeuro Diveを利用

就労経験から、パソコン製品などのサポート、サーバーの構築や運用管理に関する知識を持っていたので「社会復帰を目指すならIT関連の業務が向いているのではないか」と思っていましたが、求職情報を見て感じたのは、自宅療養中にITの分野では技術が大きく変化したことと、これまでの知識と経験だけでは就職する機会を得られないのではないか、という不安でした。
「ただ就職活動をしても就労には繋げられそうもない」と感じるなか、就労移行支援という制度を知る機会がありました。最初はパーソルダイバースが運営するもう一つの就労移行支援「ミラトレ」を体験利用していたのですが、就職をイメージした時に「前職でIT関連業務に携わった経験を活かしたい」という想いがあり、そのタイミングでNeuro Diveが都内に開所する情報を知ったことをきっかけに説明会に参加しました。
Neuro Diveの説明会で先端IT領域において様々なスキルを学べるという点にとても魅力を感じましたし、興味を持っていた分野もデータサイエンティストの枠に含まれる事を知り、体験を経て利用を決めました。
Neuro DiveのITスキル講座では機械学習や自動化、IoTといった先端技術などを学習し、それに加えてデジタルマーケティングやデータのビジュアライゼーションも学習することが出来ました。過去の勤務でデータベースや生のデータを扱う機会があり、ビジュアライズではその経験を活かせると知りました。

企業研究を通じて変化した自身のはたらく価値観

Neuro Diveのビジネススキル講座において、特に自己分析の講義では自身のもつ強みについて知ることができました。自己分析をすすめる中で、改めて、過去の就労経験を振り返り、サポートセンターや営業先で「ありがとう」と言われたことが嬉しく、やりがいを感じていたことを思い出しました。「お客様に寄り添ったサービス」を提供する企業で先端ITスキルを活かしてはたらきたいという意思が明確になり、企業理念に自分の進みたい方向性が合うかも意識して就職活動するようになりました。
Neuro Diveでの学習や人と関わりを通じて「誰かのためになりたい」という意識が強くなりました。企業研究では「自分が入りたい業界を考え、その中から、企業をピックアップして調べる」作業があるのですが、最初は業界に興味関心がなく、何も書けませんでした。当時の私は業界ではなく職種にこだわりがあり、「IT関連の情報システム系部署に入って仕事がしたい」という感覚しかなかったからです。
しかし、支援員の方々と話をする中で、業界や業種への理解を深める必要があると改めて感じ、外部のウェビナーにいくつか参加する中で多くの企業がDX化の促進と、IT人材を求めていることがわかりました。そこからは職種にこだわるのではなく「企業はどのような課題を抱えているのか」「データサイエンスの知識や能力をどのように企業の課題解決に活かしていけるか」といった視点で企業研究をするようになりました。

企業実習を通じて魅力を感じ、選考を受けた

内定先企業の選考を受けたきっかけは、企業実習へ参加したことです。実習ではデータの分析、可視化する作業を行いました。机上学習ではなかなか見ることができない「企業が実際に扱うデータ」に触れられたことも貴重な経験となり、1か月間大変でもありましたが、やりがいもあり、とてもおもしろかったです。 また、実習期間中に、こちらの企業では障害者雇用と一般雇用の隔たりがなく、待遇面においても統一されているとお聞きし、そういった社内制度についても魅力を感じ、応募を決めました。採用選考のない企業実習でしたので、応募にあたっては書類選考からのスタートとなりましたが、この度内定をいただけて、とても嬉しいです。
配属先ではビッグデータの可視化・分析業務を担当します。Neuro Diveで学習したビジュアライズやデータ分析の知識を活かして仕事をしていきたいと思います。 これから様々な業務を経験をしていく中で、将来は「チームやグループなどをまとめていけるリーダーになりたい」という目標を持っています。

支えてくれた方々への恩返しをしたい、今度は先端ITスキルで誰かを支える存在へ

私は高校生の時にてんかんを発症してから長期間にわたり、家族や社会に支えられてきました。自宅療養中も色んな方から支援をしていただいて回復できた、という感謝の気持ちがあります。そういった方々に、私がNeuro Diveで身に着けた先端ITスキルを活かし、社会で活躍することで恩返しになればと思っています。これからは微力ですが誰かを支えられる存在になりたいと思います。興味がある方は説明会に参加し、ご自身の可能性を知ってほしいです。