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2024.10.15

コラム

 

IT職就労への実践的アプローチ:Neuro Dive渋谷にて疑似プロジェクト(データ分析)を実施しました

Neuro Diveでは、AIや機械学習・データサイエンス・RPAのスキルを現場で活かせる実践型のIT人材を育成しています。そのため、受動的な学習だけでなく、課題解決能力を磨くための能動的なアクティブラーニングを実施。実際のビジネス現場に近い開発の流れを体験するポートフォリオ作成や、チーム業務に必要な協働を学べる疑似プロジェクトもそのひとつです。今回は、Neuro Dive渋谷で実施した疑似プロジェクトの模様を紹介します。

Neuro Dive 渋谷_第一回疑似プロジェクト

Neuro Diveの疑似プロジェクトとは

疑似プロジェクトでは、実際の職場を模した環境で、アプリケーション開発やデータ分析などさまざまなテーマに挑戦します。今回は、各3名体制の2チームが、協働に必要なコミュニケーション能力やバックアップ能力を養いながらプロジェクトを推進。AI・機械学習やビジュアライズ、業務効率化など、Neuro Diveで習得したナレッジを共有し、メンバー全員でひとつの目標をめざします。

メンターは現役エンジニア

日本最大級のAIコミュニティである「CDLE*¹」の有志グループ(生成モデル)がメンターとなって、ビジネスにおけるデータ分析に欠かせない思考法やフレームワークを伝授します。講義の前にアイスブレイクを挟むなど、雰囲気づくりも重視しています。最前線で活躍する現役エンジニアの生きた知識にふれながら、実践の場をイメージできます。

*1CDLE(シードル:Community of Deep Learning Evangelists)とは

CDLEとは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施するG検定およびE資格の合格者が参加する日本最大級のAIコミュニティです。

【CDLE生成モデル】

「CDLE 生成モデル」は生成AIの可能性を共有し、社会実装への応用に向けた活動基盤となることを目的に活動しています。関連情報や最新情報の共有、実用事例の調査解析、さまざまな生成AIの実証実験と社会実装への挑戦、およびプロダクト単位でのサービス構築と公開を活動の目的としています。

活動についてはこちらから

今回の企画:データ分析プロジェクトの内容

今回、Neuro Dive渋谷にて実施した疑似プロジェクトのテーマと、取り組み内容を紹介します。

テーマとその選定理由

前回の疑似プロジェクトではアプリケーション開発をテーマに据えましたが、アウトプットに至る難易度が高すぎた点を踏まえ、今回はNeuro Diveの強みのひとつである「データ分析」をテーマに選定しました。

掲げた目標は、渋谷区にデータを用いた提言をすること。あえて大きなミッションを提示することでメンバーのモチベーションが高まり、キックオフの時点から活発な意見交換が行われました。

取り組み内容にバリエーションをもたせるため、「渋谷区基本構想に沿っていれば、扱うデータの分野は問わない」という前提条件を設定。Aチームは、渋谷区における特殊詐欺被害の現状を分析し、被害の未然防止に向けた施策を提案することに。Bチームは、渋谷区におけるクラウドファンディングプロジェクトの審査業務に着目し、業務効率化に向けたシステムの導入をシミュレーション。未知の分野に挑戦したメンバーが、これまでの経験値では乗り超えられない場面に遭遇し、新たな方策やツールを模索する過程がみられました。

実践的な業務フローで得た気づき

課題の設定からクライアントへの提案を想定したプレゼンテーションまで、3カ月という期間の中で一連の分析フローに取り組みました。

疑似プロジェクトの取り組み内容例と実施フロー

取り組み内容例 実施フロー
●データ収集・可視化
●課題の発見
●分析テーマの設定
●分析
●PDCA
●アウトプットの作成
●プレゼンテーション
など
●メンバー各自の活動と週1度のチーム活動によって進行
●定例会議でCDLE様のフィードバックを受けブラッシュアップ (上記活動の繰り返し)

CDLEの矢野さんがファシリテーションを担い、知識のインプットやクライアント視点のフィードバックを行いながら、学びをサポートします。CDLEの多喜様は同僚役としてメンバーに気づきを与え、良い点や改善点をフィードバックしてくださいました。

Neuro Diveの講座を通じて職業準備性の理解を深めているメンバーが集いましたが、疑似プロジェクトを通じて職業準備性の重要性を改めて実感したようです。プロジェクトを着実に進行するためには、分析作業だけでなく、体調管理や人間関係の構築、報告・連絡・相談の徹底など、職業準備性の必要に迫られます。メンバーは、机上の学習だけでは得られない体験を自分のものにしていきました。

対クライアントを想定した発表会

Neuro Dive 渋谷_第一回疑似プロジェクト

疑似プロジェクトの最終目標に据えているのが、クライアントへの提案を想定した発表会です。発表会には、メンターやITアドバイザーなどの専門スタッフだけでなく、Neuro Diveの支援員や企画スタッフといったメンバーも顔を揃えました。実際の入社試験でもIT領域の専門ではない人事担当者が選考に加わるケースがあるため、未経験者にもわかりやすいプレゼンテーションが求められます。発表者たちは、ビジュアルを活用した資料を用いながら、聞き手を結論へと導いていました。

質疑応答の時間では、テーマの選定理由や難航した点などについて、クライアント視点の鋭い質問が投げかけられました。発表者には、質問の意図を汲み取る傾聴力や要点を簡潔にまとめる説明力が求められる場面です。Neuro Diveでは通常の学習でも、このような発表の場を大切にしています。

大切なことは「失敗の共有」と「心理的安全性」

プロジェクトを終えてみると、成果が十分ではなかった点もみうけられました。しかし、疑似プロジェクトの目的は「成功」よりもむしろ「失敗」です。メンターの矢野さんも、「実は、成果物の完成にはあまり重きをおいていません。プロジェクトの過程を通してさまざまなことに挑戦し、失敗を体験することこそ真の目的です。失敗を味わった人は、その体験をチームに共有し、失敗回避を手助けできます」と、企画の意図を語ってくださいました。

失敗体験を免疫力に変える力は、実務で大いに役立つでしょう。また、メンバー間の心理的安全性を高めることも、目的の一つです。「失敗や非難を恐れず、安心して挑戦や意見交換ができる」という環境をつくることは、チームプロジェクトでなければ体験できません。疑似プロジェクトは、ビジネス視点や課題解決能力などの実践力を養うとともに、失敗や協働を体験できる貴重な機会となっています。

最後に

Neuro Diveでは、講座で学んだ理論を実践に結びつける能力を重視しています。疑似プロジェクトは、現場の即戦力として自分に何が足りないかを見つめ直す絶好の機会となり、将来の就職活動や仕事に活きてきます。今回は渋谷で行われたプロジェクトをお伝えしましたが、今後も各事業所で実践の場としての機会を増やしてまいります。

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